未経験で介護士になったけど、介護士を続けていくのが辛くなって辞める人が多いです。
早い人では1か月も経たないうちに辞めてしまう人もいます。
- 体力が続かない、腰を痛めるなど、身体の支障で介護士を続けられない
- 資格も取ったし、収入も安定したけど、介護士を続けていける気がしない
- 介護士を辞めて転職したいけど、どんな職種がいいか知りたい
介護士はこれからも需要は高まるばかりで、介護士なら仕事に困ることは無いです。
しかしその仕事内容は、体力仕事、不定休の勤務形態、人間関係の難しさなどが原因となって、辞めていく人も多い職種です。
介護士の仕事は、就職率と離職率がナンバー1と言われています。
そこでこの記事では、介護士を辞めて他職種への転職を希望する人へ向けて、介護士を辞めた人が就いている職種とその理由についてまとめました。
この記事を読むと、介護士を辞めた後にどんな職種を選ぶのが転職を成功させるのかが分かります。
介護士を辞めて失敗の無い転職を希望する人は、必ず最後まで読んでください。
介護士からの転職で押さえるべき条件3つ
介護士から多職種に転職するなら、どんな仕事が向いてるのか?
実際に介護士から全く別の職種に転職した人も多いです。
しかし簡単に転職と言っても、就職が難しい職種では、現実味がありません。
介護士からの転職を考えるなら、3つの条件を基準にしましょう。
✔転職の条件
- すぐにでも転職できる
- 今の資格と経験が活きる
- 難しい資格や免許が必要ない
介護士からの転職を考えてるときに、必ず押さえるべきポイントをチェックしましょう。
1.すぐにでも転職できる
何といっても一番大事なのは、いつでもすぐに転職可能な職種である事です。
年度内の途中でも、新卒者以外でも、お互いの条件さえ合えばすぐに転職可能なことが必須条件です。
2.今の資格と経験が活きる
自分が望んだ転職であっても、新しい職場環境に移るのは、誰でも不安やストレスを抱えます。
今までしていた介護士とは全く違う業務に就くのですから尚更です。
介護士になって取得した資格(介護職員初任者研修、介護福祉士など)や、対人関係で培ったコミュニケーションスキルが生かせる仕事に就いた方が働きやすいです。
3.難しい免許や資格が必要ない
専門職として資格を持って働く介護士の仕事が、安定していると考えて転職する人が多いです。
確かに専門職なら同業者での転職も可能で、仕事が安定していると言えます。
次々に業界での資格を取得する事でスキルアップでき、モチベーションも上がります。
しかし今から多職種の学校や通信教育などで資格取得が条件の仕事では、ハードルが高すぎます。
さらに免許や資格を取得する時間を使い、やっと転職した後で自分に合わなかった場合は資格マニアになるだけです。
【介護職やめてよかった】きつい介護職はやめて、介護業界でやりがいを見つける
ここでは介護士から多職種へ転職した人が、実際に就いてる職種のうち、比較的簡単に転職できる職種をまとめました。
介護士からの現実的な転職5選
実際に介護士を辞めて他職種に転職した人たちは、どんな職種に就いているのか。
ここでは
1.すぐに転職でき
2.今までの資格と経験が活かせて
3.難しい免許が必要ない職種に絞って5職種をまとめました。
✔介護士から転職する職種5選
- 事務系
- 営業職
- 販売員
- サービス業
- 介護タクシー
この5職種は、介護士から転職した人が実際に就いている職種の中でも現実的だと言えます。
ここではそれぞれの職種を選ぶことによるポイントを見ていきます。
どの仕事でも100点は無いものとして、自分が何を選択するのかを考えましょう。
1.事務系
一般事務や銀行の事務員は、新卒者や経験者、比較的若い方を採用する傾向があります。
それに加え、事務職の求人数は少いため、就職が難しい職種と言われています。
しかし介護士からの転職で、優先的に事務職で採用される企業があります。
福祉用具業界、介護施設、介護事務がそれに当たります。
介護業界の一線で働いていたことで、業界の理解が既にあることが、採用の強みになります。
2.営業職
毎日人に接する事が仕事の営業職は、介護士の経験で培ったコミュニケーション能力を活かせる職種です。
営業職と言っても、取り扱う商品は慎重に考えましょう。
営業職は実績に応じて年収アップも期待できる職種ですが、ノルマが厳しい業界はストレスの原因になります。
介護士からの転職でお勧めの営業職は、福祉用具専門相談員です。
介護士をしていた経験から、福祉用具の取り扱いや利用する高齢者への応対など、既に培っている能力を発揮できます。
福祉用具専門相談員の資格は講習で取得でき、住環境コーディネーター資格の勉強をするのもスキルアップに繋がります。
3.販売員
店舗を持つショップ定員も接客能力のある介護士には向いている職種です。
ショップ定員は服飾や雑貨店などの店員が想像できますが、一番のおすすめは福祉用具専門ショップです。
介護士経験のある人は、企業から積極的に採用してもらえるでしょう。
しかし取扱商品が何であっても、ショップ定員での採用は殆どがパート勤務なので、フルタイムの介護士程の期待はできないでしょう。
4.サービス業
受付業務、飲食店などの接客業務です。
マニュアルに沿った接客対応、商品を覚えたり、レジ対応など覚える事は沢山あります。
サービス業も介護士同様シフト制の勤務形態が多いですが、殆どの店舗が残業は皆無です。
仕事は忙しいですが、日常的な力仕事や汚染する業務はありません。
5.介護タクシー
介護タクシーは今までの介護士の経験が一番活かせる仕事です。
車いすなど歩行介助の必要なお客様をタクシーで目的地へ送る仕事です。
しかし介護タクシーの求人を見ると、そのほとんどがデイサービスの送迎スタッフで資格不問です。
仕事は毎日ありますが、送迎時間のみ雇用される短時間パートが殆どです。
介護タクシーは独立起業することができるので、やる気のある人は起業しています。
起業にはリスクもありますが、経営者としての責任を持ち、やりがいのある仕事と言えます。
この記事のまとめ
介護士の仕事に就いて、体力や勤務形態、人間関係が思ったより辛い事はよくあります。
実際に介護士は就職率も離職率も全国でナンバーワンと言われています。
介護士から多職種へ転職した人も多いのも現実です。
この記事では介護士から多職種へ転職する際におすすめの職種5選をまとめました。
介護士は人手不足で、誰でも雇われると聞きます。
しかし介護士ができる人は、実は何の職種にも絶対に必要となる強みを持っています。
介護士の経験から、人の手助けとコミュニケーションのスキルは既に培われています。
空気を読み、相手が求めていることを提供できる能力は、どんな職種でも必要なスキルなのです。
介護士を辞めて転職する道を選んでも、今までの経験は無駄にはなりません。