多職種から介護職へ転職する人も多い現代。
しかし介護職は「きつい、汚い、給料安い」との声も聞こえます。
実際に介護職は勝ち組なのか❔負け組なのか❔
結論は「介護福祉士は勝ち組」です。
この記事では、介護福祉士が勝ち組になる理由、実際に私が勝ち組になったと実感する理由についてまとめました。
この記事を読むと、実際に異業種から介護福祉士へ転身して成功する筋道がわかります。
介護職に就いて介護福祉士への転職を少しでも考えている人は、必ず最後まで読んでください。
介護福祉士は無職に無縁の勝ち組である理由5つ
ご存じの通り、日本は高齢化がどんどん進行し、介護は社会的課題になっています。
同時に異業種から介護職へ転身する人も多くなりました。
介護福祉士になれば、仕事が途切れる事はありません。
ここでは介護福祉士が無職にならない理由について解説します。
介護福祉士は何歳からでも資格取得できる
専門学校を卒業して介護福祉士になる20代の介護士も多いです。
しかし30代、40代から介護の現場経験を積んで、介護福祉士になる人も同じくらい多いです。
実際に介護福祉士の受験資格に年齢は関係なく、学校に通っていなくても受験可能です。
無資格や初任者研修で現場を経験して、介護福祉士を受験するか否か決めるのも自由です。
介護技術は男女問わず身に付けやすいスキルである
介護の仕事は、人間の体の動きや病気、福祉用具の取り扱いなど幅広い知識が必要になります。
身につける知識の全てが、介護士本人にとっても知って得する知識です。
介護技術は、一人一人への身体的技術とともに、精神的なかかわり方も自然に身につきます。
介護がスムーズに、お互い負担なく出来る事が、結果的に高齢者への負担軽減にもなります。
介護技術は大きな意味での「気遣い」です。
介護職は全国で人手不足がこれからも続く
高齢化が進む日本は、介護の必要な人がこれから増加する一方です。
今介護職をしている人も、いずれ介護される側に代わっていく。
ただでさえ人手不足なのに、辞めていく人がいるなら尚更人手は足りません。
介護福祉士はその仕事を続ける限り、絶対に無職にならない、勝ち組職種なのです。
介護を受けるのは女性が多いから介護福祉士も女性が多い
今は男性の介護福祉士がかなり増えています。
しかし現在も介護福祉士の3分の2以上が女性です。
平均寿命も女性が高く、施設も自宅でも要介護者は女性の方が圧倒的に多いです。
女性の要介護者は、身体的介護を男性から受ける事に抵抗がある人が多いため、女性の介護福祉士は需要が高いのです。
また逆に男性の要介護者は、男性介護者の方が話しやすく、介護を受けやすいとも言われます。
介護職は力仕事も多いので、男性の介護福祉士も職場にいると働きやすいです。
現場に限界を感じても、ケアマネへ進む道がある
介護福祉士は介護現場で常に高齢者と接し、身体的介護を行える体力が必要です。
要介護者が重度であればそれだけ、身体介護も多くなります。
女性の介護福祉士は、介護をするうえで自分の体に負担にならない介護技術を持っています。
しかしやはり腰痛に悩まされる介護福祉士も多く、また年齢とともに身体的に限界を感じる事も少なくないです。
介護福祉士がもし身体的に負担を感じるようになったら、ケアマネージャーになる事もできます。
ケアマネージャーなら介護職での体力に限界を感じても、定年まで無理なく勤められます。
介護福祉士になっていれば、ケアマネージャーやパート勤務など、働き方を選ぶことができます。
介護福祉士は副業しやすい職種
介護福祉士は、医療機関、介護施設、民間事業所など、様々な法人で働ける職種です。
『介護職の給料が少ない』とよく聞きますが、全ての介護福祉士が低収入ではありません。
✔介護福祉士が平均以上の収入を得る方法
- 年収比較して、少しでも給料の良い職場を選ぶ
- 実務を積んで、介護士の講師を務める
- 副業する
この中で最も現実的なのは副業です。
副業は会社に給料を交渉する必要もなく、介護の実務経験や新たな資格を取得することも無く出来ます。
会社の昇給があてにならない時は、会社の収入以外から得る方法を考えるのも良い選択です。
実際に私は介護福祉士で働きながら、そして今はケアマネとして働きながらも副業しています。
しかし法人によって、副業の可否は異なるので、事前確認を忘れないようにしましょう。
副業したことで会社から注意を受けたり、失業する事になると本末転倒です。
最初から副業しやすい会社を選ぶのも選択肢の一つです。
介護福祉士は他職種にも通用するスキルを持った勝ち組である
介護業界には誰でも入る事はできますが、誰でも続けることができない仕事です。
実際に介護現場には異業種からの転職者が多いです。
しかし同じくらい介護職から離れていく人も多いのです。
介護職は誰でも就職できる仕事ですが、誰でも続けられるわけでは無いことが明らかです。
では介護職に就いたけど辞めたいと思ったとき、介護職でのスキルは役に立たないのでしょうか。
介護士は言葉以外の感情を読み取れる目配り気配りプロである
介護福祉士は人の身の回りのお世話をすること以外に、体調の変化にも気づく必要があります。
そのため日々介護に携わる事で、自然と人の表情や行動の違和感に気づけるようになっています。
これは介護士以外の仕事に就いても必ず役に立つスキルです。
言葉は自分の思いを伝える手段ですが、人間関係では言葉以外の訴えが多いです。
耳で聞いた言葉のみが人の本当の気持ちでは無いのです。
介護福祉士は「痒い所に手が届く」必要な人材になっています。
人の手助けがメインの仕事で活躍できる
介護福祉士は介護に必要な身体的ケアに加え、疾患に対しての基本的知識が身についています。
人のお世話や手助けに携わってきた経験を基に、人助けをする職種ではスキルが活きます。
介護職から異業種へ転職する人が、どんな職種に就いているのかは別の記事でまとめています。
【介護士を辞めて他職種へ転身】介護士を辞めた後に就いた職種5選
この記事のまとめ
この記事では「介護福祉士は勝ち組なのか」という疑問についてまとめました。
介護福祉士は現役である限り、「一生仕事に困らない勝ち組」です。
介護の現場もケアマネも、高齢者が増加する一方の日本では全国的に人手不足です。
人手不足の職種は他にもありますが、介護福祉士は国家資格。
資格を持っていれば、いつでも日本全国で仕事ができます。
介護職が将来の体力的に難しいと感じ人は、ケアマネの資格を取得して、介護の現場から離れる事もできます。
介護福祉士は一生仕事に困らない勝ち組です。