介護職でスキルアップするなら、必ずみんなが「介護福祉士」取得を目指します。
「介護福祉士」の受験資格は、3年間の実務経験と「実務者研修」取得です。
私は未経験で介護職に就き、現在ケアマネージャー10年の主任ケアマネージャーです。
当サイトでは、未経験で介護職に就き、ケアマネージャーになるための情報を発信しています。
介護業界でキャリアアップするために「実務者研修」は欠かせません。
- 「実務者研修」を働きながら受ける方法が知りたい
- 研修ってどのくらいの期間❔誰でも受けられるの❔
- 研修費用はどのくらい❔なるべく費用をおさえたい。
「実務者研修」は無資格の人でも受講可能です。未経験で介護職に転職する人の中には、最初から「実務者研修」を目指す人も珍しくありません。
しかし「実務者研修」は「初任者研修」よりも専門性が高く、無資格受講では取得まで長期間で、その分費用も高くなります。
そのため未経験で介護職へ転職する人の殆どが、まず最初に「初任者研修」を取得します。
「介護職員初任者研修」の取得方法は別の記事で詳しく解説しています。
後に「介護福祉士」を目指す人は、「実務者研修」取得が必須です。
そこでこの記事では「実務者研修」取得の方法と研修期間・費用についてまとめています。
この記事を読むと「実務者研修」取得前に知りたいことの全てが分かります。
今から「初任者研修」を受ける人も、最初から「実務者研修」取得を目指そうかと迷っている人も最後まで読んでください。
実務者研修を働きながら通信で取る
私は資格取得は働きながら取得する事が一番だと考えています。
今は「実務者研修」を受講する介護職員も多く、様々な機関で開講しています。
「実務者研修」は「初任者研修」よりも内容レベルが高く、受講期間も長くなります。
「実務者研修」の受講期間は、保有する資格によって1~6か月と差があります。
受験資格は無く誰でも受講する事ができます。費用は、持っている資格によって異なります。
無資格受講が一番高額で、先に「初任者研修」を受講して働きながら「実務者研修」を取得する人が多いです。
何の資格でも、仕事をしながら自宅で勉強するのはそんなに楽ではありません。
しかし、介護業界で働いているからこそ 理解できる内容が多いのです。
「実務者研修」は後に目指す「介護福祉士」の受験資格要件です。
また、訪問介護(ヘルパー)事業所のサービス提供責任者にもなれます。
「サービス提供責任者」の仕事内容については、別の記事で詳しく解説しています。
「実務者研修」を取得する事で、働く場所の幅も広がります。
スキルアップして、介護業界で柔軟に働くことが出来るのです。
研修期間と研修費用
「実務者研修」の講義内容は、介護に関しての必要な知識をトータルで学びます。
ここでは実際の研修期間と、その費用について見ていきましょう。
・研修期間
講義は時間数が決まっていて、全部受けると450時間です。
無資格で受講する場合は、この450時間を受講することになります。
✔資格別の講義免除時間数
- 介護職員初任者研修、ホームヘルパー2級:120時間免除
- ホームヘルパー1級:355時間免
- ホームヘルパー3級:30時間免除
- 介護職員基礎研修:400時間免除
このように、持っている資格によって、講義時間数は変わってきます。
「介護職員初任者研修」保持者は、約4か月で取得できます。
講義の免除時間数が多い、介護職員基礎研修では1か月程度。
全ての講義を受ける必要がある無資格者では6か月間と、期間にかなり違いがあります。
・研修費用
受講料金は各スクールと保持資格によって異なります。
およその目安ですが、「介護職員初任者研修」資格で11,2万円位が相場です。
無資格では15万円位、介護職員基礎研修保持者で5,6万円です。
講義時間が長く、料金も安くはありません
教育訓練給付金対象のスクールもあるので、気になるスクールをチェックしてみてください。
実務者研修スクールの選び方
「実務者研修」のスクールを選ぶ時、料金だけで選ばないようにしましょう。
ここではスクール選びのポイントをいくつか紹介します。
✔スクール選びはこの2つを確認しましょう
- 受講時間と曜日
- 振替受講の有無
受講時間と曜日は、スクール選びの一番のポイントです。
平日夜間クラス、週末日中クラスなど、働きながら学べるカリキュラムがあります。
平日夜間クラス
日勤帯の仕事終わりに通うことになります。
夜間クラスは、1回の講義時間が短いですが、逆に通う回数が多くなります。
仕事終わりに通うことが苦にならない人が向いています。
土日の日中クラス
週末の休日、日中に通うクラスです。休日のほぼ1日、スクールになります。
夜間クラスに比べ、1回の講義時間が長いので、通学日数は夜間より少ないです。
夜間に通うのが苦になる人、1回でガッツリ時間をとりたい人に向いています。
日頃土日休みが無い人でも、資格取得が理由であれば、希望を聞いてもらえることもあるので、相談してみる価値はあります。
従業員のスキルアップは、会社の利益になりますから
言わない手はありません
受講時間数は一緒なので、あとはあなたの好みやモチベーションで決めましょう。
また、いざと言うときに振替受講が簡単にできる事も、重要なポイントです。
誰でもどんな事情が出来るか分かりませんから
しっかり確認しておきましょう
あなたの勤務の都合で、あなたが無理なく通える講座を選びましょう。
この記事のまとめ
今日は実務者研修の取り方と受講期間と費用についてまとめました。
「実務者研修」は介護現場で働きながら取得する事をお勧めします。
既に保有する資格によって、研修時間数が変わり、無資格では450時間の研修が必要です。
「介護職員初任者研修」保有者は、免除後330時間の研修で約4か月間で取得できます。
「実務者研修」の受講費用は、保有資格によって受講科目数が違うため、料金にも差があります。
「介護職員初任者研修」保持者で、11,2万円が相場と言えます。
「実務者研修」のスクールは複数社あり、費用にも違いがあります。
平日の夜間や週末限定クラスなど、働きながら通えるようスクールも工夫されています。
あなたが仕事と両立して、無理なく通えるクラスを選択されることをお勧めします。